モデルグラフィックス2018年8号の付録になった、『スター・デストロイヤー』クリアバージョンをご紹介しています。
今回はパート3。
遮光処理の続きと、塗装、ウェザリング兼スミ入れを行います。
遮光処理の続き
前回は、『Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500 ブラック スプレー』を軽く1回吹いた状態でした。
全体的に、薄すぎましたので、側面・エンジン部分を中心に、全体に再度同じサフを吹きました。
これでも奥まった箇所や接合部分から光が漏れています。
そこで、遮光があまい部分を『ガイアノーツ GS-03 サーフェイサー エヴォ ブラック』を筆塗りします。
エンジン部分がまだ漏れていますので、分解し再度筆塗りします。
いかがでしょうか。
完全ではないものの、かなり改善できたように思います。
この上からも塗装しますし、多少漏れてもそれはそれで味になる、可能性もある!!
と割り切り、次の工程『塗装』に入ります。
塗装
今回、本体の塗装は、『ガイアカラー 071 ニュートラルグレーⅠ』を使用します。
ガイアカラーのニュートラルグレーの中では、最もホワイトに近いグレーです。
ホワイトの代用もできるカラーということで、その薄さが気になりますが、
- 仮に薄くても濃くする修正は容易
- 下地がブラックなので、うすめでいいはず
- ウェザリングカラーでのスミ入れでトーンが落ちる
上記から、一番白に近いニュートラルグレーⅠを使用します。
まずは、軽く全体に吹きます。
落ち着いたことろで、2回目の塗装を行いました。
もう少し、下地のブラックが活かせればよかったのですが、まずまずの色合いになったと思います。
LEDの電源を入れ、具合を見てみます。
多少、光が漏れていますが、ま、いいでしょう。
スミ入れ・ウェザリング
ウェザリングカラーで、スミ入れ兼ウェザリングを行います。
ウェザリングといっても大半は拭き取りますので、スミ入れ兼フィルタリングに近いです。
ウェザリングカラーは、『マルチブラック』と『マルチグレー』を1:1程度で混ぜたものを使用します。
全体に塗っては、拭き取り作業を繰り返しおこなします。
モールドが浮かび上がり、しまってきました。
いかがでしょうか。
写真では見えませんが、今回表面は、2回のサフ+基本塗装を行っていますので、一部モールドは潰れてしまっている箇所もあります。
遮光のための塗装はなかなか難しいですね。
最後に
今回の記事はここまでです。
この製作は、1/5000スター・デストロイヤー製作前のテストも兼ねています。
今回の教訓は、以下のとおりです。
- 完全な遮光を行うためには手間がかかる。
- サフを2回以上ふくとモールドが埋まる可能性あり。
- 本体塗装は、ガイアカラーのニュートラルグレーⅠでよさそう。(下地が黒なら)
- 『黒立ち上げ』でもスミ入れは別途必要。
色々経験が、役立ちそうです。
次回は、ツヤ消しの後、光点の作成を行います。ようやく完成か。
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