Xウイング・スターファイター レッド中隊仕様 スペシャルセット 1/72 & 1/144
(RED SQUADRON X-WING STARFIGHTER SPECIAL SET 1/72 & 1/144 scale 2Model Kits)
キットの解説、完成にいたる制作過程についてレポートします。
この記事では、キット中の1/144スケールキットを作成しています。
第二弾で、完成までもっていきます!
制作工程
下地処理
スミ入れ・ウェザリング工程の前に、下地処理としてトップコートでつや消し処理を行っています。
(他のキットも同時につや消し処理を行っています。)
つや消し処理を行う理由ですが、
- つや消しをすることで、ウェザリング塗料のノリがよくなること。
- プラスチックへの侵食をふせぐこと。
の2点です。
ウェザリングをあまりきつくしない場合は、つや消しでのコートではなく、半光沢でコートした方がいいと思います。
今回のXウィングの場合は、がっつり汚しますので、つや消しコートを選択しています。
ウェザリングカラーを使用したスミ入れの場合、下地がつや消しだとはみ出た部分のふき取りを完全に行うことができません。
どうしても周囲に塗料が伸びた感じでうっすら色がついてしまいますので、注意しましょう。
スミ入れ・ウェザリング
今回は、ウェザリングカラーを使用して、スミ入れとウェザリングを同時に行っています。
不要な塗料のふき取りと、全体の色合いの調整を同時に行います。
後部のエンジン部分は、濃い目に汚しています。
写真はありませんが、ウェザリングは、船首部分と翼部分を分離した状態で行っています。
そうしないと翼の裏側や奥部分に届かず、ふき取りも非常に難しいです。
マーキング
水転写デカールを貼っていきます。
この工程も、実際は船首部分と翼部分を再度分離した状態で行っています。
以下の写真は貼り付け完了後に組み直した後に撮影しています。
この段階での『ビークルモデル』キットと比較してみます。
左が、ビークルモデルのRED5、右が本キットのREDリーダーです。
デカールの量が多く、かなり色味のある仕上がりになっています。
再ウェザリングからの仕上げ
デカールを貼った後に、ウェザリングマスターを使って汚れの調整を行います。
使用しているのは、ウェザリングマスターのブラック(スス)です。
完成です。
デカールを貼った状態だと、黄色のデカールが浮いてしまいますので汚すことで周囲になじませています。
またエンジン後方部分はより汚すことでメリハリをつけています。
気をつけたいポイント
コクピット部分に水転写デカールを最初貼り付けようとしましたが、破ってしまいました。
一枚で立体的に貼り付ける構成で難易度が高いです。
このキットにはテフロンシールも付属していますので、コクピット部分はシールで仕上げています。
シールの場合は、下地のモールドが完全につぶれてしまいますので、少し残念なところです。
時間のある方は、コクピットだけでも部分塗装されると納得の仕上がりになると思います。
最後に
ビークルモデルと比較すると、水転写デカールが付属していることのメリットがすごく大きいです。
キットにキレイに馴染んでモールドが潰れることがありません。
このキットのセットなぜか、割引率が他に比べて高いです。(2017年10月現在)
超おすすめのお買い得キットだと思いますよ。
スター・ウォーズ Xウイング・スターファイター レッド中隊仕様 スペシャルセット 1/72スケール プラモデル
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: おもちゃ&ホビー
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この工程で使用したツール
- 水性トップコート(つや消し)
- Mr.ウェザリングカラーマルチブラック
- Mr.ウェザリングカラー マルチグレー
- Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液
- Mr.マークソフター
- タミヤ ウェザリングマスターB(スノー・スス・サビ)
以上のツールを使用しました。