バンダイから1/5000スケールのスター・デストロイヤーが、ついに発売になりました。
『ライティングモデル』これ、ほんとすごいです。
お値段はしますが、満足度はとても高いです。
スター・ウォーズが好きで、プラモデルも好きな人は、この機会は絶対逃して欲しくない。
おすすめです。
今回は、塗装についてまとめています。
というか、自分で作成するための考察ですね。
塗装について
まず、プラモデルには、表面と裏面があります。
表面は、組み立てた状態で見える側の面。
裏面は、内部側の面で組み立てた際には見えなくなる面。
通常のプラモデルの場合、塗装は、表面に対して行います。
一般的には、表面処理を済ませた後、
- 表面にサフを吹く
- 表面を塗装する
となります。
電飾する場合の塗装
電飾を使う今回のモデルのような場合は、必要な塗装も変わってきます。
内部にLEDを仕込む場合、必要箇所以外からの光漏れを防ぐ必要があります。(=遮光)
下図の様にプラモデルの内部にLEDを仕込むとします。
緑色はプラモデルのパーツです。右の穴から光を出すことで、点灯しているように見せます。
このまま、点灯すると、プラモデルの素材を通して、光が漏れる場合があります。
そこで、プラモデルの内部=裏面をブラックで塗装します。
黒は光を吸収するため、光の透過を防いでくれます。
表面ではなく裏面を塗装する理由ですが、表面を厚く塗装してしまうと、せっかくのモールドやディティールが塗装で埋もれてしまうためです。
さらにもうひと手間加えます。
内部に配置したLEDの光をより発光させるために、裏面をホワイトやシルバーで塗装します。
下図のグレー色の箇所になります。
ホワイトやシルバーは光を反射するため、光のロスを防ぐ効果があります。
内部をこの様に塗装したあと、表面もブラックで塗装しておけばさらに遮光効果があります。
クリアーパーツを使用する場合の塗装
クリアーパーツ部分の塗装はまた変わってきます。
クリアーパーツは、裏面の塗装は行いません。
裏面を塗ってしまうと、外からけがいて光点を作れるというクリアーパーツの利点が失くなってしまいます。
間違って塗装してしまわないよう注意です。
次に、表面ですが、まずホワイト(またはシルバー)で塗装を行います。
これは、表面の最初の塗装がクリアーパーツでは内側の色になるからです。
内側をホワイト(またはシルバー)にすることで、光がより反射するようになります。
次に、表面のホワイト(またはシルバー)の上から、ブラックで塗装します。
表面は、あまり厚くならないように塗装します。
下記の様なイメージとなります。
遮光塗装前:
白い枠がクリアーパーツです。
遮光塗装後:
手順
間違わないように、塗装手順を整理します。
ちなみに間違ってしまった例はこちら。。
今回の手順は以下ですすめたいと思います。
クリヤーパーツ以外
- 裏面をブラックで(しっかり)塗装
- 裏面をホワイトまたはシルバーで塗装
- 表面をブラックで(うすめに)塗装
- 通常の塗装
今回は、裏面のブラックは、
『Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500 ブラック スプレー』
を使用する予定。
表面のブラックは、通常のMrカラーブラックを使用する予定です。
表面にサフを使わないのは、表面のモールドがサフで埋まってしまうのを防ぎたいためです。
クリヤーパーツ
- 表面をホワイトまたはシルバーで塗装
- 表面をブラックで(うすめに)塗装
- 通常の塗装
裏面は塗料の吹き込みを避けるため、マスキングを事前にしておきましょう。
今回は、表面のブラックはうすめに塗装するので、遮光が心もとないです。
シルバーは遮光にも優れていますので、最初に塗る下地はシルバーとする予定です。
最後に
今回の記事はここまでとなります。
次回、仮組みを行います。
スター・ウォーズ スター・デストロイヤー [ライティングモデル] 初回生産限定版 1/5000スケール プラモデル
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- 発売日: 2019/08/24
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